果実と恋のバスケット
「イチゴくん、」
私がトントンと自分の口元を叩くと、イチゴくんはそれで察して「えへへ…」と照れ笑いをしながらハンカチで口元を拭った。
頼んだパンケーキは、出店の近くのランチスペースで食べることになった。
おしゃれなガーデンパラソルの下で、イチゴくんに椅子を引かれる。
「ありがとう、イチゴくん」
「ふふっ、どういたしまして!」
イチゴくんが片手で器用に持っているパンケーキを見て、私は目を見開いた。
すっ、すごくボリューミー…!
私が頼んだパンケーキの3倍くらいかな…?