果実と恋のバスケット
でも、ここできちんと話せなかったら…1番ダメだ。
悲しませてしまっても…きちんと、私の思いを伝えないと。
「好きになってくれたのは、すごく嬉しいよ。ありがとう。
でも…私はイチゴくんのこと、友達としか思えないんだ。こんな不誠実な気持ちで恋人になるとかは…私は、できない」
精一杯そう気持ちを伝えると、イチゴくんは悲しそうに顔をうつむかせた。
「ごめんね…」
思わずもう一度謝る。
気まずい沈黙が一瞬流れ、私はなんと言えば良いのか、と言葉を探そうとする。