人食い寺と新聞部
ひとり消えりゃ雨が降る

ふたぁり消えりゃ芽吹きはじめ

さんにん消えりゃ花が咲く

実になるまで 何人消えりゃ

よにんごにんろくにん消えりゃ

この町は大団円



どこからかこの歌が聞こえてきても大人たちはみんな聞こえないふりをして、痩せた田畑を耕し続けたらしい。
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