御曹司は優しい 音色に溶かされる
そして三棟の洋館を渡り廊下でつないで
もらったのだ。

それはボストンの大学の回廊のような
お洒落なものになった。

千隼とゆりえ達の大きな二階建ての洋館
を真中に両サイドには平屋の洋館が建ち
一つの大きな家として鳥が翼を広げたように
見える事から、イーグルハウスと名付けられ
近隣のランドマークになったのだった。

その家で西條の両親と優太と恵子達と
毎日の食事や季節のイベント、会社の
ゲストのおもてなしも、楽しんでゆかりは
大家族と暮していった。

十八歳で家族を失い天涯孤独の身の上に
なったゆりえは、千隼と縁を結んで
大きな家族を作っていった。

そしてゆりえと千隼は一男二女に恵まれて
大家族とともに音楽にあふれた穏やかで
楽しい家庭を築いた。

ゆりえは大切な人々を亡くし辛い時を
生きたがいつもゆりえを励まして
寄り添ってくれた親友や最愛の人と
離れることなく音楽の才能に恵まれて、
人々の心に残るたくさんの心温まる
優しい曲を残した。
                
                   完
















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