一粒のラムネ
「…食べたら死ぬ?」
屋上。
二人でお弁当を食べていた時、あたしの彼氏?にあたる女の子が、スマホの画面を見せてきた。
「そう、今日ニュースで話題になってて。人気インフルエンサーがラムネ食べたら死んだんだって」
初耳だ。
フォロワー500万人以上の超有名人が、ラムネを食べる動画をアップした数時間後に死亡したと言うらしい。
「えぇ、めっちゃ怖いじゃん…。気をつけないとね」
「ね、〇〇はすぐ引っかかりそうだけど」
彼氏にあたる子は、クスクスと私を見て意地悪そうに笑ってきた。
「あたしだって危ないものくらい分かるし。そんなバカじゃないから」
「だといいんだけどね。気をつけてよ?」
ため息をつかれた。
でもその目からは、本当にあたしのことを心配してくれていることが読み取れる。
これは素直に嬉しいな、そう思った。
「うん、まあ意識してみるよ」
口ではそう言いながらも、あたしの興味は膨れ上がっていく。
それでこの話題は終わり、最近オススメのお笑い芸人とか、なんてことない会話になった。
屋上。
二人でお弁当を食べていた時、あたしの彼氏?にあたる女の子が、スマホの画面を見せてきた。
「そう、今日ニュースで話題になってて。人気インフルエンサーがラムネ食べたら死んだんだって」
初耳だ。
フォロワー500万人以上の超有名人が、ラムネを食べる動画をアップした数時間後に死亡したと言うらしい。
「えぇ、めっちゃ怖いじゃん…。気をつけないとね」
「ね、〇〇はすぐ引っかかりそうだけど」
彼氏にあたる子は、クスクスと私を見て意地悪そうに笑ってきた。
「あたしだって危ないものくらい分かるし。そんなバカじゃないから」
「だといいんだけどね。気をつけてよ?」
ため息をつかれた。
でもその目からは、本当にあたしのことを心配してくれていることが読み取れる。
これは素直に嬉しいな、そう思った。
「うん、まあ意識してみるよ」
口ではそう言いながらも、あたしの興味は膨れ上がっていく。
それでこの話題は終わり、最近オススメのお笑い芸人とか、なんてことない会話になった。