ヒロインじゃいられない!!
翌日


「うあ〜、、、」


通学路暑すぎでしょ、、
日陰ないし〜、、


あれ、あそこの公園にいる人西高の制服だ。



顔洗ってる、、

何やってんだろ。
暑すぎるからかな?



あ!てかよく見たら昨日のヤンキーじゃん、、


あーやだやださっさと通り過ぎよう。


「、、、」


顔押さえてるけど怪我してんのかな?


はぁ〜


私ってお節介すぎるよな、、



「ねえ!」


「あ?あ、昨日の女、、」


「あんた怪我してるの?」


「別に、あんたに関係ないでしょ。」



いや、どー見ても殴られた後があるんですけど、、



「いやどう見ても殴られてるじゃん、顔」


「いや、殴られてない」


「殴られてる!!」


「殴られてない!」


「いや殴られてるでしょ!!」


「殴られてねえって!!」




「んふふ、、あは、あっはははっ笑笑」




「は?」



「あっはは笑だって笑あんた笑絶対殴られてる痕あんのに笑」


「『殴られてない!!』って子供みたいに笑」



「なんか面白くって笑笑こんなあっつい中笑笑」



「なんだコイツ、、急に爆笑してるし、、」



「あー笑ごめんごめん笑」



「あー、お弁当の保冷剤しかないけどごめん。これで冷やしな」



「は?いや、、」



「ごめんお節介で。気済まないんだよね」


「それあげるから!じゃあね!」


「え、?」



「なんだアイツ、、笑ったり謝ったり、、」


「変な女、、」
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