セ、、スフレンド

文化祭当日。

クラスのシフト、空手部のシフト...

と、忙しかった。

休憩時間は煌河とまわった。

慌ただしく1日は過ぎて行き、あっという間に後夜祭。

グラウンドでは軽音部が演奏をしている。

あたしは1人、教室の窓から見ていた。

そろそろ花火上がる頃かな。


タッタッタッタッ...


「やっぱりここに居た」

「煌河...」

「お疲れ」


そう言ってジュースをくれた。


「さんきゅ。行かんの?後夜祭」

「颯希がここに居るなら俺もここに居る」


ひゅ~...


「お、上がった」


煌河と見る2度目の花火。

煌河は手を握ってきた。


「颯希...」


煌河の手があたしの頭の後ろに。

唇が重なった。

目を閉じていても花火のあかりが眩しい。
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