凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
だいたい今までだと身体が先だったからなぁ。
俺もそう思うとしょうもない男だな。

そしてビギナーの琴に合わせて、飯を食いに行ったり、琴が行きたいという場所に連れてったりとゆっくりと時間をかけ二人でいるのもわりと自然になってきた頃、俺も次の日本でのレースが近づいてくる。

これからはあんまり会えねぇな。

まぁ、次は日本のサーキットだからまだ良かったけど。

それが終わればまたしばらく海外だ。

「まだ俺、指一本も触れてないぞ。偉くね?」

イチから電話が来て、要件を聞いた後こんな話になる。

『嘘つけ』

「いや本当」

男女的な接触はゼロだ。

『二人で何やってんの?』

「え? 飯食って、ドライブしたり、どっか出掛けたりしてる」

『何それ。健全かよ』

「いや童貞のお前に言われたくねぇわ」 

『あ、俺童貞じゃないよ』

「え? そうなの?」

『高一』

「は? 何で言わねぇんだよ!」

『いやいや、逆に何で報告する?』

「俺てっきりお前はチェリボーイだとばっかり」

『チェリボーイとかやめろ』

「なぁ、初めてどこでやったん」

ブチっと切られた。

ははは。
切られたー。
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