御曹司様の一目惚れ人生ゲーム〜私はただ愛されたかっただけ〜花村三姉妹 葉子と仁の物語
週末の土曜日、朝からホテル9(クー)の部屋で結婚式について話し合う。場所はもちろんだが、どのような形式か、披露宴はどうするかなど早々に決めなくてはならない。ブランチを用意し、葉子ちゃんを迎えた。
「悪いな、休日なのに、朝から来てもらって。早急に決めないといけないことがある。ブランチがあるから、食べながら話そう」
彼女は妹の姫ちゃん同様、家族だけの小さな式で披露宴はしたくないと言っている。それ以外は特に要望はないらしい。
和装か洋装、ブーケ、ウエディングケーキ、食事会をするか、人数は……、ホテル内にあるウエディング9(クー)でプランを作るお客様の女性も皆それぞれのウエディングプランがある。女性ならこだわりがあると思うが、でも葉子ちゃんは違った。
「何でもいい」
「仁の好きな方で」
「それでいい」
これを繰り返すばかりの彼女。『それでいい』とは言うが『それがいい』とは一回も言わない。たった一文字だが意味が大きく違う。その上、上の空になることも度々ある。
まさか、俺との結婚に迷いが出たのか?そうでなければ、こんなやる気のない返事をする訳がない。
何を迷っている?
何を悩んでいる?
「なぁ、おまえは結婚したくねぇのか?」
「えっ?」
「『えっ?』じゃねぇーよ。俺たちの結婚式だぞ。おまえの意見や要望はねぇーのかよ?」
「……、ねえ、どうして……、どうして私なの?」
「はぁ、何言ってんだよ? おまえに一目惚れしちまったんだよ」
「そう……」
しばらく二人の間に沈黙が流れた。
「悪いな、休日なのに、朝から来てもらって。早急に決めないといけないことがある。ブランチがあるから、食べながら話そう」
彼女は妹の姫ちゃん同様、家族だけの小さな式で披露宴はしたくないと言っている。それ以外は特に要望はないらしい。
和装か洋装、ブーケ、ウエディングケーキ、食事会をするか、人数は……、ホテル内にあるウエディング9(クー)でプランを作るお客様の女性も皆それぞれのウエディングプランがある。女性ならこだわりがあると思うが、でも葉子ちゃんは違った。
「何でもいい」
「仁の好きな方で」
「それでいい」
これを繰り返すばかりの彼女。『それでいい』とは言うが『それがいい』とは一回も言わない。たった一文字だが意味が大きく違う。その上、上の空になることも度々ある。
まさか、俺との結婚に迷いが出たのか?そうでなければ、こんなやる気のない返事をする訳がない。
何を迷っている?
何を悩んでいる?
「なぁ、おまえは結婚したくねぇのか?」
「えっ?」
「『えっ?』じゃねぇーよ。俺たちの結婚式だぞ。おまえの意見や要望はねぇーのかよ?」
「……、ねえ、どうして……、どうして私なの?」
「はぁ、何言ってんだよ? おまえに一目惚れしちまったんだよ」
「そう……」
しばらく二人の間に沈黙が流れた。