御曹司様の一目惚れ人生ゲーム〜私はただ愛されたかっただけ〜花村三姉妹   葉子と仁の物語
「賃貸アパートが見つかるまで、ウィークリーマンションにいると思う。マンションの荷物はトランクルームに預ける。あのさ、電話じゃなくて圭衣と美愛に直接話したいことがあるんだけど。もちろん無理にとは言わないよ。だって彼らには知られちゃマズいから」


圭衣が言ったことにも驚いたが、美愛が私をサポートして味方になるってハッキリと言ってくれたことが意外で嬉しかった。二人には申し訳ないことをしている自覚がある。また私のせいで圭衣と大和さん、そして美愛と雅さんの関係を壊してしまうのが辛い。でも二人にこのような思いをさせても、今の私には守らなければならないことがあるから。


それから運良くアパートが見つかり、2週間後にはようやく落ち着くことができ、圭衣と美愛をここへ呼ぶことができた。


初めて新しいアパートへ上がる二人は平然を装っているが、驚きを隠せていない。そりゃ、そうだろう、六畳のワンルームだもの。以前住んでいたマンションとはかなり違う。でも今の私には十分だ。小さなキッチンとユニットバスだが、お風呂も付いている。これからのことを考えて、階段を使わずに済む一階に部屋も借りることができた。

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