ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 そっと指先でつつき、柔らかな感触に驚いていると、ミメットが言った。

「エリナの作る料理にはいつも驚かされるけれど、そのマシュマロは全然食べ物には見えなくて、最初は子猫のいたずらなのかと思っちまったよ。あたしが保証するから、口に入れてごらんよ」

 コレットはピンクのマシュマロをそっと摘むと、口に入れた。

「むふー……ふわふわのもきゅもきゅで、甘くていい香りがしますう。これは長年精霊をやってきたわたしも初めての体験なのです」

 エリナとミメットは『コレットは何歳なんだろう?』と心の片隅で思った。

「ふう、これはユー様にお手紙でお知らせしなければならない逸品ですね。エリナちゃんが魔法のように出してくる美味しいものに、しっかりと餌付けされてる最近のわたしなのですぅ。スカイヴェン国にきて本当によかったですぅ」

 コレットは頭の若芽を揺らしながら、いい笑顔でマシュマロを食べた。
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