(二)この世界ごと愛したい
「よろしく…は私の方だよ。」
「え、ハニーの彼女になってくれるん?」
「彼女はともかく、今は私の先生だからね。大事な人に違いないから。」
「…何てええ子や。」
ハニーの彼女は、もう言い回しが意味不明だな。
「安心していいよ。おーちゃんは私が守るって決めてるの。今は逆なんだけど。」
「…え、もう付き合っとる?」
よーちゃんの脳内はお花畑なんですか。
「何の話してんねん。」
お店の奥からおーちゃんが帰還。
「ハニーの彼女逞しくて可愛え!羨ましい!」
「彼女ちゃうわ。」
「思ったより逞しそうやし、もう装具付けても大丈夫ちゃう?」
「初日から付けとるわ。」
不思議そうに首を傾げるよーちゃん。
「…またまた、それならこんなに動けるわけないやん。ハニー冗談上手なったな。」
「何の冗談やねん。」
「……マジ?」
目をパチパチとして、私を凝視する。
そして、ないないと首を横に振って。また私をマジマジと眺める。
「ちょ、お嬢さん腕失礼するで。」
「はい?」
服の上からだが、私の腕を触って装具の有無を確認する。
「…マジやん。え、何この子。化け物やん。」
「化け物並に強い言うたやん。」
「て、てか…柔らか…。ブフッ…!」
再び鼻出血。
流血してるよーちゃんを更におーちゃんが殴った。
「勝手に触って勝手に興奮すな!?」
「い、いやだってこんな可愛い女の子に触ってしもた…。しかも鬼人の女やし俺もう死ぬかも。」
「二度と触んな!?」
「あーハニーのヤキモチも可愛え…。」