この恋を咲かせてみよう!



「大丈夫、どこにもいかねぇから」


そう言いながら、椅子を引いて彩良の前に座る。



シーンとする空気の中、彩良が口を開ける。



「神楽くんが、無理して笑わなくていいって言ったの………それがあまりにもおんなじ顔でおんなじ言葉を言うから思い出しちゃって………神楽くんを気になる気持ちもたるんだけど、困らせた」


「うん」


「いつまでも過去にすがるのはダメだって分かってるんだけど、そう思えば思うほど………思い出して……雅がいてくれたら神楽くんと話してるみたいな感じなのかなとか………考えちゃって……」


「うん」

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