不実な自由
私は家族でいること、家庭に戻ることは嫌でした。十年ちかくも母を手伝い、父の八つ当たりになにも言い返せない私達。そして、鈍感な親。大学と就職、どちらがあの家に長くいないですむか。そんなことを必死で考えていました。私には守ってくれる大人も、いっしょに闘ってくれる大人もいませんでした。私はいつもひとり。
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