永遠を糸で縫い留めて

真木柱

あたしがあなたのことを好きだなんていつ言ったの


いつもあなたは都合の良いようにあたしの気持ちを勘違い


あたしは誰のことも好きじゃなかったのよ 男になんて興味なかったのよ


動物や植物や天気にしか興味なかったのよ


あなたが好意を強く見せるくせに あたしに手を出してこないから


あたしはあの浅黒い肌の男に抱かれちゃったじゃない


もう後戻りはできないの


あなたが好きだって言ってくれた 透明な肌はもうこの世にないの


時間が巻き戻ることは永遠にないの


後悔しても遅いのよ


あなたのことちょっとは好きだったのかもね だけど


もうそれも過去のこと あたしのこれからはあのひとと 


今はその未来を大事にしたいの


じゃあね
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