思い出は、父の拳の暖かさ ☆Kingの召還☆

あんちゃんに電話した。


『まだ、いぎなりだぁな。』


コロコロと笑う綺麗な奥様は、風邪で数日ダウンしていると言う。


瑠璃さんにもメールした。


『午前は絶対休めないけど、午後に行く。』


お礼のレスを入れて、バスで行こうと思っていたけどタクシーにする。


家のドアを開けたら、一面の霧。


道すがら、お友達に弱音を聞いて貰いました(笑)


「県立病院まで。」


入退院専用入り口で、人生初の『釣りは、取っといて。』な、40円(笑)



おとーちゃ〜ん?

「午後に瑠璃さん、来てくれるって〜。待ってようね」


うん。(笑)


あり?先生?反応薄いって、どこが?


内科の先生よりか…アレです(笑)


続いて母に、手を握りながら話しかけたら、話すよ〜と言って、母の出番。


「瑠璃ちゃん、来るづよ?」


『いや、このぐれぇも、やがますな、ほに。』


アブナイと言われて来てみたら、夫婦漫才見られました(笑)


面談コーナーで、母と話していた方は、昨日母を起こしてくれたそうです。


旦那様は二度の【危篤】を乗り越えて、奥様が三ヶ月近くの泊まり込みをしている、気丈夫そうな方でした。


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