君がくれた初恋

「ちょっ、、なによ急に…」


しかしそんな私の精一杯の睨みにも怯まず、篠宮くんはフッと笑った。


「あー。可愛すぎて食べたいなー」


え?何を?


「そんなに美味しいものあったの?甘いもの?」


甘いものにやはり目がない私はちょっと期待した。


それがハズレ。


「うん、あった。眼の前に。」


この殺風景な教室で篠宮くんの眼の前にあるものといえば壁か私。


いやさすがに壁は食べない。。。

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