桜の木の下で。
高校時代の話、仕事の愚痴、いろんな話をした。

すると、押尾があることを思い出した。

「そうだ。春野とはどうなった?あの後。」

「えっ!?いや、その……」

ウーロン茶を置き、俺はおしぼりを見た。

「なに、照れてるだ。今なら別に言ってもいいじゃん。」

「えっと、それが……」

俺は思い切って、押尾に全てを話した。
 

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