桜の木の下で。
別に大丈夫だよ、と私は言おうとしたけど……

「……許さないよ。」

つい、言ってしまった。
 
「……ごめん。」

橘くんは気持ちを込め、謝ってくれた。
 
なんて言えばいいんだろう。
 

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