あの日見たこの空をまた君と見られたなら
「あっれ?おかしいな…どこ置いたんだっけ?」
部活の掛け声や吹奏楽部の演奏の音が鳴り響くだけの
誰もいなくなった教室。
茶髪の髪をかきながらロッカーや机の中を確認して
無くしてしまった財布を探す真部翔(まなべ かける)
「昼飯のパン買って屋上で食べたんだから、屋上じゃねーの?」
教室隅の机に腰掛けスマホをいじりながら何となくそんな事を言ってみる。
「あーー絶対そうだ!ちょっと悠手分けしようぜ!
俺もうちょい教室探すから、屋上見てきてくんね?」
「はぁ?何で俺が…」
「お願いします。優しい悠様。いちごオレ奢るからさー」
茶髪の髪が少しかかる二重の目が子犬のようにたれる。
「はぁ…フルーツオレもな」
「サンキュー!!よろしく頼んだ!」
別に奢りに反応したわけではないがあんな顔をされると断ろうにも断れない。
部活の掛け声や吹奏楽部の演奏の音が鳴り響くだけの
誰もいなくなった教室。
茶髪の髪をかきながらロッカーや机の中を確認して
無くしてしまった財布を探す真部翔(まなべ かける)
「昼飯のパン買って屋上で食べたんだから、屋上じゃねーの?」
教室隅の机に腰掛けスマホをいじりながら何となくそんな事を言ってみる。
「あーー絶対そうだ!ちょっと悠手分けしようぜ!
俺もうちょい教室探すから、屋上見てきてくんね?」
「はぁ?何で俺が…」
「お願いします。優しい悠様。いちごオレ奢るからさー」
茶髪の髪が少しかかる二重の目が子犬のようにたれる。
「はぁ…フルーツオレもな」
「サンキュー!!よろしく頼んだ!」
別に奢りに反応したわけではないがあんな顔をされると断ろうにも断れない。