この恋は妄想じゃありません
「妹さんいたんだね」
「うん、小6」
小6ならちょうど恋に目覚め始めて、恋愛小説やら少女漫画やら読み始めるお年頃だよね。
「ペンネームさ、さすがに雪野アリサさんじゃないよね…」
「へ…?」
今、瀬名くん雪野アリサっていった?
雪野アリサは私のペンネームだ。
本名が有村莉紗だから苗字の最初の文字の「あ」と、名前の「りさ」を合わせてアリサにした。
雪野は昔好きだったキャラクターの苗字から取った。
そんなに深い意味もないけどこの名前は気に入っている。
「雪野アリサだよ、私」
スピカの中で、私は別にそこまで有名な名前じゃない。
他にもっと人気な作家さんもいるし、書籍化してる人たちもいっぱいいる。
更新頻度も大して高くなく、書籍化もされてない私なんてあまり知られてないと思ってた。
「えっ!?ほんと?」
瀬名くんはすごく驚いているけど、絶対私の方が驚いてる。
「俺の妹さ、アリサ先生のフォンでさ」
「え?」
わ、私のファン?
「うん、小6」
小6ならちょうど恋に目覚め始めて、恋愛小説やら少女漫画やら読み始めるお年頃だよね。
「ペンネームさ、さすがに雪野アリサさんじゃないよね…」
「へ…?」
今、瀬名くん雪野アリサっていった?
雪野アリサは私のペンネームだ。
本名が有村莉紗だから苗字の最初の文字の「あ」と、名前の「りさ」を合わせてアリサにした。
雪野は昔好きだったキャラクターの苗字から取った。
そんなに深い意味もないけどこの名前は気に入っている。
「雪野アリサだよ、私」
スピカの中で、私は別にそこまで有名な名前じゃない。
他にもっと人気な作家さんもいるし、書籍化してる人たちもいっぱいいる。
更新頻度も大して高くなく、書籍化もされてない私なんてあまり知られてないと思ってた。
「えっ!?ほんと?」
瀬名くんはすごく驚いているけど、絶対私の方が驚いてる。
「俺の妹さ、アリサ先生のフォンでさ」
「え?」
わ、私のファン?