きみの本気は分かりづらい
「うーん…今のところ、最下位だね」
「分かるんだ」
「経過報告があがってきてるから
少し前のものだから
順位の変動はあると思うけど」
「まだ時間あるから、頑張る」
「じゃあ、頑張ってるむくちゃんに
ヒント」
「え?」
ゆう兄は、少し腰を屈めて
内緒話をするように、私に耳打ちする
「『日当たりの良い、隠れ場所』」
離れたゆう兄は
自分の口許に人差し指を当てて、小さく笑う
「これ、もう少ししたら
発表するやつだったんだけど、特別ね」
「じゃあ、むくちゃん。頑張って」
そう言い残して、ゆう兄は
ひらひらと手を振りながら、去っていった
「分かるんだ」
「経過報告があがってきてるから
少し前のものだから
順位の変動はあると思うけど」
「まだ時間あるから、頑張る」
「じゃあ、頑張ってるむくちゃんに
ヒント」
「え?」
ゆう兄は、少し腰を屈めて
内緒話をするように、私に耳打ちする
「『日当たりの良い、隠れ場所』」
離れたゆう兄は
自分の口許に人差し指を当てて、小さく笑う
「これ、もう少ししたら
発表するやつだったんだけど、特別ね」
「じゃあ、むくちゃん。頑張って」
そう言い残して、ゆう兄は
ひらひらと手を振りながら、去っていった