憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
甘えるように彼の胸に額を預ける。
「でも、絶対に義姉さんを好きになっちゃダメですからね」
「わかってる」
私の身体を離し、龍志は唇を重ねてきた。
「……なあ」
そのまま頬に触れ、親指で唇をなぞる。
その目は欲に濡れていた。
「抱いても、いいか」
黙ってこくんとひとつ、頷いた。
すぐに彼の唇が再び重なり、野獣のように貪られる。
――結局、丸一日、私たちは互いを貪って過ごした。
月曜日、出社してすぐ龍志は退職届を出した。
「宇佐神課長、家の都合で辞めるって井ノ上先輩、なにか知ってるんですか」
昼休みは幸せを見守る会の副会長として事情を聞きたいと由姫ちゃんに外ランチへ連れ出された。
「あー、うん。
一応ね」
彼女に曖昧に笑って答える。
父親が大手テレビ局の代表取締役だというのは隠しておいてくれと龍志に頼まれていた。
「井ノ上先輩はどうするんですか?
宇佐神課長についていくんですか?
それとも……別れる、とかないですよね?」
「……うっ」
上目遣いで由姫ちゃんに睨まれて目を泳がせ、内心、だらだらと汗を掻く。
「え、えーっとね?」
「でも、絶対に義姉さんを好きになっちゃダメですからね」
「わかってる」
私の身体を離し、龍志は唇を重ねてきた。
「……なあ」
そのまま頬に触れ、親指で唇をなぞる。
その目は欲に濡れていた。
「抱いても、いいか」
黙ってこくんとひとつ、頷いた。
すぐに彼の唇が再び重なり、野獣のように貪られる。
――結局、丸一日、私たちは互いを貪って過ごした。
月曜日、出社してすぐ龍志は退職届を出した。
「宇佐神課長、家の都合で辞めるって井ノ上先輩、なにか知ってるんですか」
昼休みは幸せを見守る会の副会長として事情を聞きたいと由姫ちゃんに外ランチへ連れ出された。
「あー、うん。
一応ね」
彼女に曖昧に笑って答える。
父親が大手テレビ局の代表取締役だというのは隠しておいてくれと龍志に頼まれていた。
「井ノ上先輩はどうするんですか?
宇佐神課長についていくんですか?
それとも……別れる、とかないですよね?」
「……うっ」
上目遣いで由姫ちゃんに睨まれて目を泳がせ、内心、だらだらと汗を掻く。
「え、えーっとね?」