January〜新しい二人になろう〜
「いいね。飲みたい」

椿と恋雪は甘酒を購入し、飲み始めた。甘酒はおいしい。しかし椿は気になることがあった。それは恋雪の視線である。何故かジッと椿を見てくるのだ。

「恋雪、どうしたの?そんなにジロジロ見られると恥ずかしいよ」

「いや、椿の振袖姿を見るのは今年で最後になるから。しっかり見ておこうと思って」

「ど、どういうこと?まさかあたしとこの場で別れる気?」

動揺して椿は甘酒の入った紙コップを落としそうになった。しかし恋雪は穏やかな顔をしている。別れ話をする雰囲気ではない。

「椿、振袖って着れる人に条件があるでしょ?知ってる?」

「条件……」

すぐに椿はハッとした。そして恋雪を見つめる。恋雪が何を伝えたいのかすぐにわかった。嬉しさで胸が高鳴り、身体中が熱くなっていく。しかしーーー。

「ちゃんと言葉にしてよ」

椿が口を尖らせると、恋雪は「そ、そうだよね」と顔を真っ赤にしながら言った。そして椿の耳元に口を近付けていく。

「僕と、家族になってください」
< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

I want to spend the rest of my life with you

総文字数/3,546

恋愛(純愛)8ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「愛してる」の言葉じゃ足りないくらいに君が好き
Makeup

総文字数/2,776

恋愛(純愛)7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
魅惑の時に酔いしれ溺れていたいの
恐怖探偵団と呪われた願い事

総文字数/24,949

ホラー・オカルト57ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
人の言葉は、ただの言葉じゃない。 悲しみ、嬉しさ、様々な感情を届けてしまう。 「言葉が時に呪いとなってしまうこともあるの」 私の言葉は、誰かの呪いになっていないかしら?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop