御曹司に一年間ほぼ軟禁状態の生活をさせられました。でも、幸せなのでかまいません。



***


二年後、私とシオンさんは結婚した。自分たちの結婚を認めてもらうのに苦労したけれど、やっとお義父さんから了承を得た時、私たちは感極まってはしゃいでしまった。それをお義父さんは、笑って見ていてくれたのだった。


弟のイツキさんも、最初は反対していたけど、私たちの仲の良さを見せつけられ、結局根負けしてしまった。結婚することが決まった時には、自分もいい奥さんをもらいたいと思ったようだった。


そうして、結婚してから、私は籠の鳥にはならなかった。会社勤めをしながら、シオンさんとの生活が始まったのだ。


シオンさんは独占欲が強くて、私を溺愛してくれている。でも同時に、私を信頼してくれるようになったのだ。私がずっと、彼への気持ちが強かったせいだ。シオンさん以上に束縛する時だってある。だから、彼は私が外に出ても、この子は裏切らない子だと、安心してくれたのだった。


この人と何時までも一緒にいよう·····。そう思って見つめた時、シオンさんはキスで答えてくれた。軟禁状態から始まった恋だったけど、私はそれでよかったと思っている。


幸せなら、かまわないのだから──。




end.



< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:8

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop