すべての愛を君だけに。
わたしって歩ちゃんにとって何なんだろう…。
1番最初に浮かんだ名前は。
「………浮気相手…」
自分で言って絶望し、枕に顔を埋める。
最悪だ…わたし最悪、最低すぎる…。
じゃあどうするのがよかったのかな…。
何が正解?
考えても考えても答えなんてでなくて、はっきりしてるのは歩ちゃんが好きだってことだけ。
だけどわたしのその好きのせいで沙織先生を傷つけてるかもしれない。
…でも好きなんだよ。
学校があれば会えるし、話せるけど…それだけじゃもう足りない。
触れたい、触れて欲しい、抱きしめて欲しい。
もっと近づきたい。
そう思ってしまう。