ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜
それから、彩鈴ちゃんの隣の空いている席に座る。


すると、執事さんが食事を持ってきた。


食事が全て運ばれたのを見て、「いただきまーす」と言って食べ始めた。


それにつられて、みんなも食べ出す。


まだみんな食事の途中だったから。


そして突然、一颯さんが質問をする。


「そういや最近、王冠(クラウン)予言が出たんだよな?魔界でも騒ぎになってるし、なによりも“アイツら”が人間界に来たら大変だぞ?ハンター協会はすでに動いてるのか?」


その話を聞いて、候補である私は妙に身構えてしまう。


それと、騒ぎって?


“アイツら”って誰?


気になることは多いけれど、聞き出せずにいる。


なんだか重い空気になってしまったから。


「はい。幹部全員が動いていて、私はそばで死守しろと命を受けて、夢色学園に入学したんです」


「へー、やっぱり華恋ちゃんって優秀なんだな。ちなみに候補者とかは?必要があれば手を貸すよ」
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