ヒミツの恋―不倫―
ミナ、仁くんと番号交換したのかな…
私、仁くんが気になるみたい。
こんな気持ち久しぶりだな…
なんて思いながら
私は逃げるように少し離れた自販機に水を買いに行った。
裕二くんが私を呼んだ気がしたけど
聞こえないふりをしちゃった。
番号聞かれても、教えられないし。
あとから、
ややこしい事になるのは御免だから。
でも仁くんから聞かれたら…教えちゃうかも。
って、聞かれるわけないか。
水を買って一口飲んで
戻ろうとしたら
後ろから声をかけられた。
知らない男の人2人だった。