守護王の最愛~運命を壊す禁断の恋は、祝福の淡雪を降らせる~
第5話 その甘さは誰への贈り物?
伊織様を失ったことにより、一時的に隊長が不在となった妖魔専門護衛隊。
どこか皆不安を抱えながらも、日々の任務や訓練に励むことになった。
日中巡察の任務から戻った後、私はどこかそんな不安を振り切りたくて刀を体に慣れさせる。
守護王の護身刀を手にして、何度も攻撃の型をおこなってみた。
「やっぱり、動きやすい……」
懐刀よりも少しだけ刀身が長いが、幅が広い。
だが、どうしてか体に馴染んで軽く感じる。
「はっ!」
私は壁の傷に向かって守護刀を突き出すと、その切っ先は視界の中でぴたりと傷と重なる。
『その刀、お前に預ける。使いこなせ、それを』
零様に言われた言葉が脳内に響き渡る。
守護王の紋付きの漆黒に染まった鞘に、ゆっくりと刀身をしまっていく。
預けられた大事なその刀を両の手の平に置き、じっと見つめた。
「使いこなす……」
この守護刀を授かって一ヶ月が経とうとしている。
授けられた翌日の任務で使わなかった事を零様に話すと、いつものように鋭い視線を向けられてしまった。
どこか皆不安を抱えながらも、日々の任務や訓練に励むことになった。
日中巡察の任務から戻った後、私はどこかそんな不安を振り切りたくて刀を体に慣れさせる。
守護王の護身刀を手にして、何度も攻撃の型をおこなってみた。
「やっぱり、動きやすい……」
懐刀よりも少しだけ刀身が長いが、幅が広い。
だが、どうしてか体に馴染んで軽く感じる。
「はっ!」
私は壁の傷に向かって守護刀を突き出すと、その切っ先は視界の中でぴたりと傷と重なる。
『その刀、お前に預ける。使いこなせ、それを』
零様に言われた言葉が脳内に響き渡る。
守護王の紋付きの漆黒に染まった鞘に、ゆっくりと刀身をしまっていく。
預けられた大事なその刀を両の手の平に置き、じっと見つめた。
「使いこなす……」
この守護刀を授かって一ヶ月が経とうとしている。
授けられた翌日の任務で使わなかった事を零様に話すと、いつものように鋭い視線を向けられてしまった。