エリート脳外科医の長い恋煩い〜クールなドクターは初恋の彼女を溺愛で救いたい〜
「私たちにとっては...娘が命懸けで守った優茉ちゃんが笑顔でいてくれる事が、生きる希望だったんです。優介さんに聞いた時は、本当に驚いたわ。まさか結婚相手が、あの時の息子さんだなんて。でも、これも娘が繋いだ縁なのかもしれません。二人が本当に愛し合っているのなら、優茉ちゃんが幸せなら、私たちは見守ろうと決めたんです」
「おばあちゃん...」
本当は、とても不安だった。もしも二人を悲しませることにもなってしまったらって...。でも、私が笑う事で、幸せになる事で喜んでくれる人がいるんだよね...。私本当にバカだ、今までそんな事にも気がつけなかったなんて...。
「おばあちゃん、ありがとう」
「優茉ちゃんが幸せなら、きっとお母さんも喜んでいるはずよ。それとこれ、この間置いて行っちゃったでしょう?改めて、受け取ってくれるかしら?」
あ...この間は動揺して置いて行っちゃったんだよね、このネックレス。
「柊哉さん、あなたの事は覚えているわ。娘の葬儀の時、とても辛そうに俯いたままだったから...心配だったの。それがこんなに立派になられて...本当に良かった」そう優しく微笑むおばあちゃんに、柊哉さんは一瞬言葉を失ったようだった。
「...ありがとう、ございます」
なんとか言葉を搾り出したようにそう言った彼の切なげな表情に、ズキンと胸が痛んだ。
その後は、お互いの話や結婚式の話題で和やかにひと時を過ごすことができ、帰り際には「どうかこれからは、優茉ちゃんの事も自分の事も大切にして下さいね。またいつでも二人で顔見せに来てちょうだいね、楽しみに待っているわ」そう言ってもらい、安心感から我慢していた涙がぽたぽたとこぼれ落ちた。
院長にもお礼を伝えると「あとは二人でよく話し合いなさい」と穏やかな表情で微笑んでくれ、タクシーを見送ったあと私たちも車でマンションへと戻ってきた。
玄関に入ると、すぐに後ろから抱きしめられる。私も嬉しさと安心感からぎゅっと彼に抱きつくと、頭を抱えるように強く強く抱きしめ返された。
苦しくなりもぞもぞと顔を出して上を向くと、すぐに唇を塞がれる。こんなに熱くて蕩けてしまいそうなキスは久しぶり...。脚の力が抜けてくるのを感じ彼の腕をぎゅっと掴むけれど、キスの雨は止む気配もない。
このまま流されたい気もするけれど、まだ夕方だしお腹が...そう考えた途端、ぐぅーっとこの場に似合わない全く色気のない音が響いた。
「ふふっ、お腹空いた?」
一瞬で耳まで熱くなり、恥ずかしくて俯く私を覗き込んでくる。
「可愛すぎて今すぐ食べちゃいたいところだけど、先にご飯にしようか」
「は、はい...」
最近はあまり食事が喉を通らなかったのは事実で、すっかり安心したせいか急にとてもお腹が空いてきた。
「俺が作るから優茉は着替えておいで」そう言われ、部屋着に着替えてからキッチンに戻ると彼はパスタを茹でていた。
「簡単なものでごめんね、帰りにスーパーに寄ってくるべきだった」
「いえ、ありがとうございます。これでサラダにしますね」
私がドレッシングを作っている間に柊哉さんは手早くカルボナーラを作ってくれて、一緒にテーブルに着いた。
少し前までは、もうこんな風に一緒に食事をすることも出来ないのだと思っていた。それが、こんなに穏やかな気持ちでまた一緒にテーブルに着くことができた。それだけでも、とても幸せで顔がにやけてしまいそう。
「パスタ、とっても美味しいです!」
「ふっ可愛い、ずっと見ていたい。また優茉とこうして一緒に食事が出来るなんて、夢みたいだな」
「...私も同じ事を考えていました。こうやってまた一緒にいられて、本当に幸せです」
「俺も。最高に幸せだ」
ふふふっと二人で笑い合ってからまた食べ始める。
「優茉、最近ちゃんと食べれてなかった?少し痩せた気がする」
「そ、そうですか?変わっていないと思いますけど...」
「そう?じゃあ後で確認する」
「おばあちゃん...」
本当は、とても不安だった。もしも二人を悲しませることにもなってしまったらって...。でも、私が笑う事で、幸せになる事で喜んでくれる人がいるんだよね...。私本当にバカだ、今までそんな事にも気がつけなかったなんて...。
「おばあちゃん、ありがとう」
「優茉ちゃんが幸せなら、きっとお母さんも喜んでいるはずよ。それとこれ、この間置いて行っちゃったでしょう?改めて、受け取ってくれるかしら?」
あ...この間は動揺して置いて行っちゃったんだよね、このネックレス。
「柊哉さん、あなたの事は覚えているわ。娘の葬儀の時、とても辛そうに俯いたままだったから...心配だったの。それがこんなに立派になられて...本当に良かった」そう優しく微笑むおばあちゃんに、柊哉さんは一瞬言葉を失ったようだった。
「...ありがとう、ございます」
なんとか言葉を搾り出したようにそう言った彼の切なげな表情に、ズキンと胸が痛んだ。
その後は、お互いの話や結婚式の話題で和やかにひと時を過ごすことができ、帰り際には「どうかこれからは、優茉ちゃんの事も自分の事も大切にして下さいね。またいつでも二人で顔見せに来てちょうだいね、楽しみに待っているわ」そう言ってもらい、安心感から我慢していた涙がぽたぽたとこぼれ落ちた。
院長にもお礼を伝えると「あとは二人でよく話し合いなさい」と穏やかな表情で微笑んでくれ、タクシーを見送ったあと私たちも車でマンションへと戻ってきた。
玄関に入ると、すぐに後ろから抱きしめられる。私も嬉しさと安心感からぎゅっと彼に抱きつくと、頭を抱えるように強く強く抱きしめ返された。
苦しくなりもぞもぞと顔を出して上を向くと、すぐに唇を塞がれる。こんなに熱くて蕩けてしまいそうなキスは久しぶり...。脚の力が抜けてくるのを感じ彼の腕をぎゅっと掴むけれど、キスの雨は止む気配もない。
このまま流されたい気もするけれど、まだ夕方だしお腹が...そう考えた途端、ぐぅーっとこの場に似合わない全く色気のない音が響いた。
「ふふっ、お腹空いた?」
一瞬で耳まで熱くなり、恥ずかしくて俯く私を覗き込んでくる。
「可愛すぎて今すぐ食べちゃいたいところだけど、先にご飯にしようか」
「は、はい...」
最近はあまり食事が喉を通らなかったのは事実で、すっかり安心したせいか急にとてもお腹が空いてきた。
「俺が作るから優茉は着替えておいで」そう言われ、部屋着に着替えてからキッチンに戻ると彼はパスタを茹でていた。
「簡単なものでごめんね、帰りにスーパーに寄ってくるべきだった」
「いえ、ありがとうございます。これでサラダにしますね」
私がドレッシングを作っている間に柊哉さんは手早くカルボナーラを作ってくれて、一緒にテーブルに着いた。
少し前までは、もうこんな風に一緒に食事をすることも出来ないのだと思っていた。それが、こんなに穏やかな気持ちでまた一緒にテーブルに着くことができた。それだけでも、とても幸せで顔がにやけてしまいそう。
「パスタ、とっても美味しいです!」
「ふっ可愛い、ずっと見ていたい。また優茉とこうして一緒に食事が出来るなんて、夢みたいだな」
「...私も同じ事を考えていました。こうやってまた一緒にいられて、本当に幸せです」
「俺も。最高に幸せだ」
ふふふっと二人で笑い合ってからまた食べ始める。
「優茉、最近ちゃんと食べれてなかった?少し痩せた気がする」
「そ、そうですか?変わっていないと思いますけど...」
「そう?じゃあ後で確認する」