運命みたいな恋は、ほら!すぐそこに転がっている
フィアンセとの対峙
翌日、徹はいつも通り出勤して行った。
それなのに、私は朝方から熱を出してしまい仕事を休んだ。
もちろん頑張って出勤しようとしたけれど、子供にうつすようなことがあっては大変と大事をとった。
熱を出すなんていつぶりだろう。
私は元気が取り柄だったし、学生時代から寝込んでいる暇がないくらい忙しかった。
きっと、徹のお陰で私の気持ちが少し緩んで今までの疲れが一気に出てしまったのかもしれないな。
「ちゃんと病院へ行くんだぞ」
「はいはい、わかっています」
病院へ行って感染症を否定してもらわなければ仕事に戻れないのは、私だって理解している。
「何なら俺が薬を処方するぞ」
「いいわよ。それに、徹は小児科でしょ?」
「小児科医だって医者に違いはないんだ、診察だって処方だってできるさ」
「それはそうだけれど・・・」
今まで気が付かなかったけれど、徹って意外と過保護かもしれない。
しかし、普段人から心配してもらった経験の少ない私は、口うるさく言われることにさえ幸せを感じていた。
それなのに、私は朝方から熱を出してしまい仕事を休んだ。
もちろん頑張って出勤しようとしたけれど、子供にうつすようなことがあっては大変と大事をとった。
熱を出すなんていつぶりだろう。
私は元気が取り柄だったし、学生時代から寝込んでいる暇がないくらい忙しかった。
きっと、徹のお陰で私の気持ちが少し緩んで今までの疲れが一気に出てしまったのかもしれないな。
「ちゃんと病院へ行くんだぞ」
「はいはい、わかっています」
病院へ行って感染症を否定してもらわなければ仕事に戻れないのは、私だって理解している。
「何なら俺が薬を処方するぞ」
「いいわよ。それに、徹は小児科でしょ?」
「小児科医だって医者に違いはないんだ、診察だって処方だってできるさ」
「それはそうだけれど・・・」
今まで気が付かなかったけれど、徹って意外と過保護かもしれない。
しかし、普段人から心配してもらった経験の少ない私は、口うるさく言われることにさえ幸せを感じていた。