B4サイズに魔法をつめて
第一章
第一話
どうしよう。
まさか、こんなことになるなんて……ーーー。
スマートフォンの画面が、真っ暗。
私、塚原 千冬の背筋に冷たいものが流れる。
中学二年生の春。
これって、大ピンチ?
手に持った月刊少女漫画雑誌『デイジー』の、漫画投稿コーナーのページを開いたまま。
お姉ちゃんからのお下がりの学習机に置いたスマートフォンを見つめた。
「担当さんからの連絡が来ない理由って……、これ?」
乾いた呟きが、アパートの部屋に吸収されていくみたいに消えた。
《Bクラス》と枠組みされている欄にあったのは。
間違いなく、私のペンネーム。
(こんなに評価が下がるなんて……)
『デイジー』の漫画投稿コーナーには評価のランクがある。
デビュー賞があり、努力賞、期待賞、奨励賞と続き、Aクラス、Bクラス、Cクラス、そして選外。
前回の評価は、奨励賞だった。
その前は期待賞を貰ったのに。
どっちにしろデビューは出来ないけれど、でも、入賞していたはず。
まさか、こんなことになるなんて……ーーー。
スマートフォンの画面が、真っ暗。
私、塚原 千冬の背筋に冷たいものが流れる。
中学二年生の春。
これって、大ピンチ?
手に持った月刊少女漫画雑誌『デイジー』の、漫画投稿コーナーのページを開いたまま。
お姉ちゃんからのお下がりの学習机に置いたスマートフォンを見つめた。
「担当さんからの連絡が来ない理由って……、これ?」
乾いた呟きが、アパートの部屋に吸収されていくみたいに消えた。
《Bクラス》と枠組みされている欄にあったのは。
間違いなく、私のペンネーム。
(こんなに評価が下がるなんて……)
『デイジー』の漫画投稿コーナーには評価のランクがある。
デビュー賞があり、努力賞、期待賞、奨励賞と続き、Aクラス、Bクラス、Cクラス、そして選外。
前回の評価は、奨励賞だった。
その前は期待賞を貰ったのに。
どっちにしろデビューは出来ないけれど、でも、入賞していたはず。
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