こじらせて、こじらせるほど。




そしてある日、俺はついに部活をサボってしまった。




かといってすぐに家に帰ると、少し過保護気味な母親に必要以上に怪しまれることは目に見えていたので、仕方なく学校近くの公園でテキトーに時間を潰す。




……はぁ。なんか…




「つれぇ…」





ベンチに寝転んだ俺の視界いっぱいに広がる曇天。



いつも肌身離さず持っているマイボールを空に向けて放り投げるが、鉛のように重く感じた。





「はぁー…」



「何してんの?」



「っ、広瀬!?」





ボールと曇天の間に、ヒョコッと突如現れた広瀬の顔。







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