佐藤先輩と私(佐藤)が出会ったら
「大丈夫ですよ、慎也が佐藤のことを家まで送っていくので。」
「うん、その慎也が危ないからやめて欲しいって言ってるんだって。」
「慎也も遅くなっても全然大丈夫ですよ!!
サッカー部のキーパーでデカい奴なので、どんな相手でも負けませんし!!
佐藤先輩くらいなら簡単に勝てますよ!!
唯一弱くなるのが好きな女の子の前っていう、な?」
「うん、そうそう、慎也って弱々だよねっ。」
慎也の姿を思い出して少し吹き出すと、柳瀬君が慌てながら言った。
「でも慎也、スイッチ入ったら急に手ぇ出せる強さも持ってるから!」
「もう・・・それ怖いよ・・・。」
「大丈夫だって!
慎也も結構経験ある方だから、ちゃんと最後まで問題なく出来ると思うよ!」
「でも、ちゃんと付き合ってから・・・。」
「うん、だからデートしたいんだって。」
「うん、分かった・・・。」
「あ、そういえば・・・。
その・・・エッチとかしたことあるのかな?」
「え・・・っっ!?」
「もしもないようなら、マジで気を付けるように俺からも慎也に言っておきたいし。」
「あ・・・・・・、うん・・・、したことない・・・。
何も、したことない、はず・・・。」
「"はず”って何、"はず”って!!
途中までは経験済み的な?
じゃあ、ある程度は大丈夫なのかな?」
「いや・・・っ!!したことないっ!!
何もしたことない・・・!!
だから、その・・・ちゃんと付き合ってから、ちゃんと・・・そういうことも、ちゃんと・・・。」
「うん、分かった!
慎也に言っておくね!!
俺今日遅くなるかもしれないから、遅かったら先に慎也とお店入ってて!!」
「うん、分かっ・・・」
私が返事をしている途中で、佐藤先輩が私の腕を掴んで引いてきた。
「そろそろ部活だから。」
「あ、はい・・・。
柳瀬君、じゃあまた後でね。」
「"後で”とかないから。
俺が家まで送って行くから。」
「え、でも・・・今日は慎也と・・・」
「"慎也”"慎也”うるさいよ。
そろそろ部活が始まるのに男の話とかしないで。」
「はい・・・・。」
佐藤先輩が私の腕を引き歩き始めたので、私は柳瀬君に向かって必死に叫んだ。
「部活が終わったら柏木に連絡するから!!」
「うん!よろしく!!」
·
「うん、その慎也が危ないからやめて欲しいって言ってるんだって。」
「慎也も遅くなっても全然大丈夫ですよ!!
サッカー部のキーパーでデカい奴なので、どんな相手でも負けませんし!!
佐藤先輩くらいなら簡単に勝てますよ!!
唯一弱くなるのが好きな女の子の前っていう、な?」
「うん、そうそう、慎也って弱々だよねっ。」
慎也の姿を思い出して少し吹き出すと、柳瀬君が慌てながら言った。
「でも慎也、スイッチ入ったら急に手ぇ出せる強さも持ってるから!」
「もう・・・それ怖いよ・・・。」
「大丈夫だって!
慎也も結構経験ある方だから、ちゃんと最後まで問題なく出来ると思うよ!」
「でも、ちゃんと付き合ってから・・・。」
「うん、だからデートしたいんだって。」
「うん、分かった・・・。」
「あ、そういえば・・・。
その・・・エッチとかしたことあるのかな?」
「え・・・っっ!?」
「もしもないようなら、マジで気を付けるように俺からも慎也に言っておきたいし。」
「あ・・・・・・、うん・・・、したことない・・・。
何も、したことない、はず・・・。」
「"はず”って何、"はず”って!!
途中までは経験済み的な?
じゃあ、ある程度は大丈夫なのかな?」
「いや・・・っ!!したことないっ!!
何もしたことない・・・!!
だから、その・・・ちゃんと付き合ってから、ちゃんと・・・そういうことも、ちゃんと・・・。」
「うん、分かった!
慎也に言っておくね!!
俺今日遅くなるかもしれないから、遅かったら先に慎也とお店入ってて!!」
「うん、分かっ・・・」
私が返事をしている途中で、佐藤先輩が私の腕を掴んで引いてきた。
「そろそろ部活だから。」
「あ、はい・・・。
柳瀬君、じゃあまた後でね。」
「"後で”とかないから。
俺が家まで送って行くから。」
「え、でも・・・今日は慎也と・・・」
「"慎也”"慎也”うるさいよ。
そろそろ部活が始まるのに男の話とかしないで。」
「はい・・・・。」
佐藤先輩が私の腕を引き歩き始めたので、私は柳瀬君に向かって必死に叫んだ。
「部活が終わったら柏木に連絡するから!!」
「うん!よろしく!!」
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