DEAR 2nd 〜Life〜




────…ドクンドクンドクン…。



再び体が固まってしまい、息も絶え絶えにその場に座っていると





「───彩~っ!♪」





「……あ……」




声を掛けてきたのは、ミユとエリカだった。




───…よかった。



この二人なら、安心出来る……。



そうホッと息を付いたのも束の間






「───ねぇねぇ彩っ!


今日の朝、車で送ってもらってた人って彼氏?」





「───…え?」




朝岡さんのこと?



エリカが興味津々でそう聞いてくるから、いつも通りを心がけようと無理矢理笑って




「……ち、違うよっ♪」




「──…えーっ!!!!!
そうなのぉ!?!?


すっっごいカッコイイから、エリカ見とれちゃったぁっ♪」





「……はは…」





───…実際に、まだ朝岡さんは彼氏じゃない。



……それより。


ミユとエリカと“いつもの会話”が出来る事に有り難みを感じていた。






───…だから



冷静な判断力が欠けていたんだ。







「───あの人が彩の彼氏じゃないならよかったー!♪


ねぇ彩、お願いがあるんだけど~♪」





「───…え……」





なに────……




何か


嫌な予感が───……






そんなあたしを見てエリカはふふっと笑い、








「────あのね?




あの人を、マキに紹介してあげて欲しいの♪」








「──────……」






………え………





「───マキにずーっと引きずってる人がいるって事、彩知ってるでしょ?


……だから、マキに新しいキッカケをあげて欲しいんだよね♪



さっきマキもあの人見てかっこいいって騒いでたしー。



あたし達も、マキにはいい加減前向いて欲しいからさっ♪」






「───…で、でも…」




「────協力してくれるよね?



だってあたし達、友達だもんねっ?♪」







──────……。






………とも……




………だち………



< 195 / 475 >

この作品をシェア

pagetop