DEAR 2nd 〜Life〜
「…ほ…ほんと…?」
「───…この状況で嘘言ってどないすんよ。」
ふっと笑う朝岡さんにつられてあたしも笑う。
…───あぁ。
あたし心から
「───朝岡さんのこと…好き…」
…───好き。
好きだな、ほんとに。
どう表現すればいいか分からないくらい好き。
「───あ…たし…
もっと責められるかと思ってた…」
“何でもっと抵抗しなかったんだ”って
“夜遅くに夜道一人で歩くお前にも落ち度があったんじゃないのか”とか
“死んでもヤられるのだけは守れば良かったんだ”とか
「───…俺がそんな冷酷な人間やと思ってたなんて失礼やな。」
「…ご…ごめ…」
「──俺いつも言ってるやろ?
“何があっても彩の味方や”って───…」
────…頬に優しいキスの雨が降ってくる。
「…っ…ぁ…」
あたしはくすぐったくて、片目を閉じながら朝岡さんを見上げる。
「───もう…
いい加減思い知ってや…
俺が彩から離れる事はないんやって───…」
────…キュッ…
両腕であたしを抱き抱えるように包み込み、またおでこにキスをしてくる朝岡さんに胸がときめく。
…───愛しくて。
愛しくて、愛しくて。
こういった朝岡さんの仕草一つ一つで、愛の大きさが伝わってくる。
どれだけ寛大で深くて広いか。
レイプされてた時、こんな慈愛に満ちた仕草なんか一つもなかった。
胸がときめく事もなかった。
“愛してる”なんて
思わなかったよ
「───…彩…」
「…っ」
朝岡さんの男らしい体が好き。
ゴツゴツした大っきい手が好き。
包容力ある筋肉質な胸も好き。
あたしとは違う作りの肩も背中も
────…見てるだけで
ドキドキする。
欲しくなる。
「───…キスはいい…?」
迷うようにあたしの頬に触れ、そう尋ねる朝岡さんに
「───…いい…」
あたしは真っ赤になりながら小さく頷いた。
好きで、堪らなくて。