DEAR 2nd 〜Life〜




「─────純っ!」






朝岡さんの声に、輪になっていた三人が素早く反応して振り向き






「───…お帰り、純。」





「───おっかえりなさーいっ!♪」





「……ちょっと遅かったのね。」






口々に朝岡さんにそう言って、ワァワァ盛り上がっている。






……うー……。




よく見えないなぁ…。







────…ヒョコっ…。





朝岡さんの背後からそっと様子を伺うと、








「─────あーっ!!!!



アヤヤだぁーっっ!!!!!」





──────?!?!






一人の男の子があたしを見ると目をキラキラと輝かせ、そう叫んだ。






────えっ?!?!




何!?!?






「───本物だね本物!

うわぁっ♪小っちゃーいっ!かわいーいっ!」






そうはしゃいだと思ったら、バッとあたしの手を握り、






「────きゃーっ!!!!」




「────きゃーっ!!♪」






────ブンブンっ!!




叫ぶあたしを真似しながら、勢いよく握手をしてきた。







───なっ……、




なにぃ~~~!?!?








───黄金に近い明るい髪、




ジャラジャラと揺れる羽や地球のヘビーネックレス、ゴツゴツしたイカついブレスレット。





口や耳に何個も空いてるピアスがキラキラッと笑顔に反射して輝く。





視線がピッタリ同じくらいな感じからして、背は低い。





そんなイカつい風貌に関わらず、何とも可愛い顔立ち。







「……あっ、あのっ…!?」





未だに握手で手を上下に揺らされながら困惑していると






「───こら壱っ!!!!!

彩びっくりしてるやろっ!」






─────ピタッ。






「…………?」





朝岡さんの言葉に、その人は聞き分けよく動きを止め………






「─────ごめんごめんっ!!!!!

つい興奮しちゃって!





あっ、あのねあのねっ!!





───オレ、本城 壱っていうの!!!!





“いっちゃん”って呼んでねっ!




よろしくねっ、アヤヤっ!」






「………は……はぁ……」






────ニコッ♪





未だこのハイテンションに付いていけないあたしに





壱さん………





………いや





“いっちゃん”は屈託ない笑顔で笑った。




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