俺様同期の執着愛
【柚葵のターン】

 ここからどうしたらいいんだよ、俺。
 ここまで来たらもう引き返せねーよ。
 綾芽がドン引きしてるし、カッコ悪ぃな俺。

 綾芽からの返答がなくすでに30秒が経った。30秒なげーな!!

「い、いいよ」
「え?」
「だから、試しても……いいよ」

 そう言って恥ずかしそうに頬を赤らめながら目をそらす綾芽がたまらなく可愛くなって俺の理性は見事に崩壊した。
 無言で手を伸ばし、綾芽の髪を撫でる。そうしたら、綾芽はびくりと反応した。
 反応が可愛すぎてしねる。もうここは遠慮なく割り切って大人の情事をしよう。
 そう思ったとき、綾芽から意外なことを聞かされた。

「わ、私ね……上手くできないの。だから、幻滅されちゃうかもしれないけど……」

 は? 何言ってんだ?
 一瞬意味がわからず固まった。しかし綾芽が不安そうな顔をするのでなるべく安心させるように言ってみた。

「そんなもん、男に任せていればいいんだよ」

 単に俺が好き勝手したいだけだ、というのは言わないでおく。

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