お茶目な先輩はダジャレ好き
「どうかな?」
「植物好きの三佐和先輩の思い、伝わってきます」
「メェちゃん?
本当に大丈夫?」
「大丈夫ですよ。
三佐和先輩、さっきから同じような質問ばっかりですね」
「あはは……そうだよね。
なんかさ、なんて言うんだろう。
いつものように、こう……パンチの効いたコメントをしているメェちゃんらしくないというか……」
「パンチの効いたコメント、言ってほしいですか?」
「あっ、いや~、
そういうわけではないんだけど……
ちょっと刺激が……」
「……三佐和先輩?」
「うん?
なに? メェちゃん」
「もしかして……ドMですか?」
「えぇっ⁉
そっ……そんな、ドMだなんてっ。
嫌だなぁ、メェちゃんったら~」
「三佐和先輩、本当に面白いですね」
「面白いかぁ……。
それもいいんだけど……」
「何ですか?」
「少しはカッコイイところもあるでしょ?
三枚目の中に二枚目の部分もある感じ?」
「三佐和先輩の全ては知らないので何とも言えませんが、
少なくとも私は三枚目の三佐和先輩のことしか知りません」
「メェちゃんったら~。
そんなこと言って~、
照れ屋さんなんだから~」
「照れてません」