お茶目な先輩はダジャレ好き
ダジャレ先輩、どうしたの?
「メェちゃんとカフェでたくさん話ができて楽しかったぁ。
『なぞなぞ』も初披露できたし。
ありがとうね、付き合ってくれて」
「私も楽しかったです。
ありがとうございました」
カフェを出て三佐和先輩と帰り道をのんびりと歩いている。
「そういえば、
もうすぐでメェちゃんも二年生だね。
俺は三年生になる。
大学生活、早いなぁ。
あっという間に卒業式も来ちゃうのかな」
「ほんと早いですよね。
ついこの間、入学したばかりに感じます」
「俺も。
そんなに早く過ぎなくてもいいのにね」
春まで、あと少し。
とはいっても。
まだまだ寒い。
「あのさ、メェちゃん。
実は今日伝えたいダジャレが、あと三つ残ってるんだ。
聞いてくれる?」