お茶目な先輩はダジャレ好き



「メェちゃん、公園に行かない?
 三つのダジャレ、そこで伝えたい。
 いいかな?」


「わかりました」


 公園は今いるところから五分くらいで着く。







 公園に行く。
 そのこと自体は良いのだけど。

 気のせいだろうか。
 今の三佐和先輩、いつもの穏やかな感じではなく少しだけ緊張しているように見える。


 表情も強張っているような。
 そんな感じがする。





 三つのダジャレ、発表するだけだよね?



 いつもと同じことをするだけのはず。

 それなのに。
 どうしたのだろう、三佐和先輩。


 本当に気のせいならいいのだけど。


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