リアル・アクション・アプリ
画面から【R‐アプリ】の文字が消えて美穂がホッと息を吐き出した次の瞬間だった。
「え……?」
美穂が教室後方へ視線を向けて大きく目を見開いたのだ。
なにかあったのかと振り向いてみるけれど、そこにはなにもない。
みんなのロッカーと掲示板が見えるだけだ。
「美穂、どうかしたの?」
「あなた誰? いつからそこにいたの?」
美穂は私の言葉を遮るように空間へ向けて話しかける。
まるでそこに誰かがいるかのように。
「どうした美穂、大丈夫か?」
「美穂ちゃん?」
昇と知里も心配しているけれど、美穂には私たちの声が届かない。
美穂は大きく目を見開くと「キャアアアアア!!」と、耳をつんざくような悲鳴をあげて廊下へと飛び出したのだ。
「美穂!?」
慌てて立ち上がり、その後を追いかける。
「え……?」
美穂が教室後方へ視線を向けて大きく目を見開いたのだ。
なにかあったのかと振り向いてみるけれど、そこにはなにもない。
みんなのロッカーと掲示板が見えるだけだ。
「美穂、どうかしたの?」
「あなた誰? いつからそこにいたの?」
美穂は私の言葉を遮るように空間へ向けて話しかける。
まるでそこに誰かがいるかのように。
「どうした美穂、大丈夫か?」
「美穂ちゃん?」
昇と知里も心配しているけれど、美穂には私たちの声が届かない。
美穂は大きく目を見開くと「キャアアアアア!!」と、耳をつんざくような悲鳴をあげて廊下へと飛び出したのだ。
「美穂!?」
慌てて立ち上がり、その後を追いかける。