リアル・アクション・アプリ
それくらい危険なことだということはわかっている。
「人の多い場所で会うことにしよう。念の為、防犯ブザーも準備する。それでどう?」
少しでも知里の不安を払拭するための提案だった。
本当はそんな準備をしている時間だってもったいない。
「そこまで言うなら、わかったよ」
知里が首を縦に振ってくれたのを見て、昇がさっそく洋太さんのDMを開いた。
ここに書き込めば本人に直接連絡が行くシステムだ。
『突然の連絡ごめんなさい。【R‐リアル】についてお聞きしたいことがあります。
俺は山岡西中学の2年生です。
できれば直接お会いして、お話できればと思います』
昇が一生懸命相手に失礼のないように文章を打ち込んでいく。
どうやらすぐに返事がきたようで、今丁度講義と講義の待ち時間だそうだ。
「よし、ファミレスで落ち合うことになった」
「すごいね昇。そんなに簡単に知らない人を約束を取り付けるなんて」
関心して言うと、昇は「この人もきっと、現実で誰かに相談したかったんだと思う」と、答えた。
「人の多い場所で会うことにしよう。念の為、防犯ブザーも準備する。それでどう?」
少しでも知里の不安を払拭するための提案だった。
本当はそんな準備をしている時間だってもったいない。
「そこまで言うなら、わかったよ」
知里が首を縦に振ってくれたのを見て、昇がさっそく洋太さんのDMを開いた。
ここに書き込めば本人に直接連絡が行くシステムだ。
『突然の連絡ごめんなさい。【R‐リアル】についてお聞きしたいことがあります。
俺は山岡西中学の2年生です。
できれば直接お会いして、お話できればと思います』
昇が一生懸命相手に失礼のないように文章を打ち込んでいく。
どうやらすぐに返事がきたようで、今丁度講義と講義の待ち時間だそうだ。
「よし、ファミレスで落ち合うことになった」
「すごいね昇。そんなに簡単に知らない人を約束を取り付けるなんて」
関心して言うと、昇は「この人もきっと、現実で誰かに相談したかったんだと思う」と、答えた。