【プロット】メガネレンズ越しにとびきりの愛を
プロット
➀物語の登場人物
纐纈(こうけつ)拓海(たくみ) 30歳
職業 小さなメガネ店に勤めるイケメンスタッフ。役職は店長。眼鏡作成技能士1級所持。メガネ屋歴8年。 父親も眼鏡作成技能士を持っており、28歳の時に父親の店を受け継ぎ店長となる。
女性客からの人気が高く、知識の豊富さと技術力の高さから後輩やお客様からの信頼が厚い頼れる存在。
職場で嫌がらせを受けてメガネが壊されてしまった彩花に優しく寄り添い、何かと彩花を助けるようになる。
情に厚く、メガネを粗末に扱う人には容赦なく一刀両断する。
プロならではの目線からお客様一人一人に寄り添い快適なメガネライフを届けることから【メガネ界の貴公子(プリンス)】と呼ばれている。
恋愛未経験の彩花に「彩花の初めてが俺なんて嬉しい」と告げる。仕事では「僕、もしくは私」。彩花の前では「俺」と呼び方を変えている。
彩花のキレイな瞳をとても美しいと思っている。

紀ノ川(きのかわ)彩花(あやか) 25歳
とある食品会社に勤める地味なOL。恋愛未経験で人見知りのせいか、職場では上司からの度重なるハラスメントまがいの嫌がらせを受けている。
地味で暗く、ネガティブな性格で上司に何も言い返すことが出来ずにいる。
昔から視力が悪く、ド近眼のためずっとメガネを掛けている。強度近視だがコンタクトレンズは使用していない。
最近は視力低下により仕事に支障を来たし、上司からの嫌がらせはさらにエスカレートしている。上司にメガネを壊されたことがきっかけで拓海と出会うことになる。
眼鏡作成技能士を持つメガネのスペシャリストである拓海から優しい言葉を向けられ、少しずつ自分を変えたいと思いもがくようになるが、自分が変化することに対する戸惑いが生まれてしまい、拓海との距離に悩みながらよくわからない感情に振り回され躊躇してしまう。
拓海から「俺は彩花が好きだ」と告白されたことで、彩花自身も拓海のことが好きなのだと気付き、拓海に「私も……あなたのことが好きです」と告白した。

②あらすじ
主人公の彩花(25歳、OL)は長時間のデスクワークになったことで急激に近視が進み、疲れ目のせいからか仕事でミスを連発してしまい、落ち込む日々が続いていた。
彩花はキレイな瞳がチャームポイントなのに、地味な服と何年も使っている古いメガネのせいで暗く、自分にいつも自信がない。

ある雨の日、長年愛用しているメガネが壊れてしまい近所にある小さなメガネ店に駆け込むと、国家資格「眼鏡作成技能士」を持つメガネ職人・拓海(30歳)と出会う。
「そのメガネ、度数も合ってないから君の目に合ってないね」と問診から一目で診断し、測定機を使い視力を精密に測る拓海。
「自分はプロとして、君に最適な度数と最適なレンズを提案してメガネを作りますよ」と微笑まれ、彩花は頼もしさを感じる。
メガネの試着中、「マスクしてるとメガネが曇るしイラッとするよね」と和ませ、彩花のために一生懸命フレームを選ぶ拓海に感化され、彩花は次第に拓海に心を開くようになった。 

彩花に新しいメガネを渡す時、「この眼鏡なら明るい服もきっと似合うね」と雑誌を見せる拓海。
「え……?」と困惑する彩花だったが「君の瞳はもっと輝くべきだ。こんな風に」と言う拓海に彩花はドキッとするが、このトキメキがなんのトキメキなのかわからなくて違和感を感じる。
その後も会社では上司に「目が悪いならこの仕事辞めな」や「仕事がまともに出来ないならもう来なくていいよ」などと嫌味を言われ落ち込むが、何度も店に通ううちに拓海の優しさに惹かれていることに気付くが、上司の言葉を思い出して自分が惨めになる。

ある日の昼休み、お弁当を食べている彩花の元に上司が近寄り、新調したばかりの彩花のメガネを踏み潰し壊してしまう。そして「ほら、メガネないとどうせ何も見えないだろ」と嘲笑う。
さらに上司から「お前って本当にブスだな。どうしたらそんなにブスになれるのか教えてくれよ」とハラスメント紛いの暴言を吐かれるが、偶然そこに居合わせた拓海が冷静に彩花の助けに入る。

「アンタの眼鏡ちゃんと合ってるか? ああ、眼鏡の度が合ってないから彼女のことがブスに見えるんだな。アンタのその眼鏡、節穴にならないようにプロの俺がしーっかり隅々までメンテナンスしてやろうか?視界が良好になって気持ちいいぞ。……あ、ついでにアンタのその節穴も直るかもな」と一刀両断。

上司は拓海の言葉に真っ赤になって黙り込み、悔しそうにその場を離れる。
拓海は心配そうに壊れたメガネを見つめる彩花に「彩花、大丈夫だよ。アイツらが壊した分は、僕の店の中で一番高い最高級のレンズで弁償させるから、気にしないで」と言われるが、彩花は「本当に一番高いレンズなんていいんでしょうか……。こんな私なのに……」と不安を拓海に伝えてしまう。自分には高いレンズにするほどの価値なんてないと思っている彩花に対し拓海は「彩花、君の目は特別だよ。 高いレンズにするほどの価値があるんだよ、君のその目には」と伝え彩花を安心させる。そして特注のメガネを作り直し、彩花を再び輝かせる。

それから彩花は時折、拓海にシフトを教えてもらいその日に合わせてメガネのクリーニングでお店に立ち寄るようになる。メガネを作り直してもらってから、拓海が彩花を何度か仕事帰りに軽く誘うようになり、彩花もそれを受け入れていた。
数回一緒に帰ったりお茶したりするうちに、彩花が「拓海さんって優しいな……」って心の中で思うシーンを挟み、彩花が気持ちのモヤモヤで感情がわからなくなっている心情を表現する。
そして少しずつ距離が縮まった感が出てきたところで、カフェでの告白シーンへ。

とある日の仕事帰り、彩花と拓海がカフェで向かい合っている。カフェラテを飲む拓海。
彩花が緊張しながら「実は私、恋愛とか、初めてで……。その、変ですよね、私なんか……」と言うと、拓海が優しく笑って「なんで?全然変じゃないよ。 君が君だから、僕にはそれが一番合ってる」と穏やかに返す。
でも次の瞬間、少し目を細めて「……それに、彩花の初めてを分けてもらえるなんて、俺の方が嬉しいよ」と、彩花の前でだけ「俺」に切り替えて話す。

彩花が「え、俺……?」と驚いてメガネ越しに目を丸くすると、拓海が「レンズも心も、俺がいつでもちゃんとキレイにして整えてあげるから。 だからいつでも頼ってきてよ、俺を」と微笑みを向ける。彩花は僕から俺という言葉のギャップを感じ、その瞬間に思わずカップで顔を隠してしまう。
最後は「君の視界に、その瞳に俺がずっと映ってたいたい」と告白。心の距離がゼロ距離になるのだった。

プロローグはとある日の残業後の雨の日、彩花が会議資料を読み間違えミスをし上司に怒られ、「目が悪いなら仕事すんな!」とメガネを投げつけられるシーンからスタート。地味な服に古いメガネ、疲れた顔で「もう無理……」とつぶやきながら、投げられてしまい歪んでしまった壊れそうなメガネの買い替えを求めて入ったメガネ店で、メガネのスペシャリストの拓海と出会う。 

拓海が「どうしたの?そのフレーム、鼻に跡ついてるしとても歪んでるね」と指摘し、彩花は事情を説明する。 
話を聞いた拓海は「そういうことですか。……大丈夫、眼鏡作成技能士の僕に任せて」と視力測定を始める。測定中、「レンズ拭く時シャツ使う派?」と笑わせつつ、仮枠のメガネをかけた彩花が「あれ、なんか、世界がこんなに鮮やかに見える……」と感動。

拓海が「君のキレイな瞳にこの眼鏡なら……」と雑誌を手に取り、「こういう明るい色の服も似合うんじゃない?」と雑誌を見せて提案。
「え……?」と戸惑う彩花に拓海は「僕が選んだメガネなら絶対映える。 君にはこれが似合うと、僕は確信してるから」と告げる。 
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