【コミカライズ原作】上司と秘密の子作り契約始めます~あなたの子供を産んでもいいですか~
 パソコンを覗いていた不破は今度はジッとあかりを見つめて言う。

「天野さぁ、いくら昼休憩で人がいないからって会社のパソコンで調べるには内容もう少し考えた方がいいぞ」

「み、見ました?!」

「見えるわ。隠したいならもっとうまく隠せ、つーかここでそんな内容調べるな」

 パソコン画面を体を張って隠してみたものの後の祭りのようだ。あかりの調べは上司に筒抜けになってしまった。

「ちょうど13時から1on1だしその悩み聞いてやろうか?」

 にやっと笑われてあかりは間抜けにも口をあんぐりと開けてその上司の顔を見つめ返すと同時に昼の業務を告げるチャイムが鳴った。1on1は、部下の成長を促進するための支援が主な目的である。部下は業務の悩みや不安などを伝え、それに対し上司はアドバイスやフィードバックを行い、部下の成長をサポートするとともに、従業員や社内の状況を把握するためにも行われている。あかりの部署でも三カ月に一度くらいの間隔で定期的に行われていた。

「前回は話すことがないですなんて言ってたくせに今回は悩みがちゃんとありそうで安心したよ」

「本気で聞くつもりなんですか?」

「そういう時間だしな。話す内容はなんでもいいっていつも言ってるだろ?大事なのはヒアリングすることだから。天野が悩んでることや、不安なことが解消されるならモチベ向上にもつながるしベストだろ?職場でわざわざ頭抱えないといけないほど悩んでること以上に悩みがあるならもちろんそれでもいい。話せることならなんでもどうぞ?」

 淡々と言い返されてあかりは何も言い返せず項垂れるしかない。
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