Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー
そして4日後の朝――
小夜は安らかに眠る桂木の顔をみつめた。
これからの人生を貴方と一緒に過ごしたかった。
もっともっとふたりの初めてを手に入れたかった。
桂木さんに預けた命・・・勝手に使ってごめんなさい。
でも私、玉穂ちゃんを犯罪者にすることなんて出来ない。
私が自首すれば事件は解決する。
玉穂ちゃんを犯罪者にしない為には、もうそれしか方法がない・・・
「桂木さん。ありがとう。短い間だったけど、私本当に幸せだった。・・・・・・・さよなら。」
小夜は身支度をし、警察へ自首する為に、静かに桂木の部屋を出た。
そして合鍵を桂木の郵便受けへ入れた。