Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー

そして4日後の朝――



小夜は安らかに眠る桂木の顔をみつめた。

これからの人生を貴方と一緒に過ごしたかった。

もっともっとふたりの初めてを手に入れたかった。

桂木さんに預けた命・・・勝手に使ってごめんなさい。

でも私、玉穂ちゃんを犯罪者にすることなんて出来ない。

私が自首すれば事件は解決する。

玉穂ちゃんを犯罪者にしない為には、もうそれしか方法がない・・・



「桂木さん。ありがとう。短い間だったけど、私本当に幸せだった。・・・・・・・さよなら。」



小夜は身支度をし、警察へ自首する為に、静かに桂木の部屋を出た。

そして合鍵を桂木の郵便受けへ入れた。



< 111 / 163 >

この作品をシェア

pagetop