Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー

しかし今日の小夜はいつもと違った。

客に注文の品を間違えて運んで何度も謝罪し、厨房に置かれた皿も割ってしまった。

「下条さん。今日はどうしたの?ちゃんとしてくれないと困るんだよ。いつまでも新人扱いされると思ったら大間違いだからね!」

店長の容赦ない叱責が飛ぶ。

「申し訳ありません。」

小夜は暗い顔で頭を下げた。

「あと笑顔ね。接客業の基本だよ?」

「はい・・・。」

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