ライバル店の敏腕パティシエはスイーツ大好きな彼女を離さない〜甘い時間は秘密のレシピ〜
言葉に詰まる。たしかに愁さんとは恋人役だけど、それを創ちゃんにまで言ってしまっていいのだろうか?
愁さんは、事が終わるまでちゃんと恋人同士であることを望んでいるのではないだろうか?
頭の中でぐるぐる考えていると、創ちゃんがとんでもないことを言い出した。
「天音、おまえは騙されてるんだ! こんなイケメンがおまえを相手にするわけないだろ!?」
その言葉に、私はカチンと来て声を荒げた。
「ひどい、創ちゃん!」
そんなこと、自分が一番わかってる。
けれど、他人に言われると無性に腹が立つのは何故だろう?
その様子を見ていた百合香は、創ちゃんから私を庇うように横から腕を回してくる。
「ちょっと君ぃ……。さっきからなんなの? 天音をいじめたいの?」
「ああっ、そうじゃなくって……。もう……ごめん……」
創ちゃんは、バツが悪そうに肩を落とした。
「久々の再会なのに」
私は頬を膨らませて、わりと本気で怒る。
「ほんとごめん……。ああ、そうだ。お詫びと言ってはなんだけど」
創ちゃんは、カバンの中をごそごそ探り何かを取り出した。
「チケット?」
「今度、こっちで建築関係のイベントをやるんだよ。俺はそのガイド役。良かったら、二人で来てみて」
創ちゃんは、イベントのチラシとチケットを2枚差し出してきた。
百合香は、「ふーん」とさも興味なさそうにしながらもチラシを見ている。
その後、創ちゃんは腕時計をチラリと見て「取引先に行くから」とその場を去った。
「百合香、創ちゃんにまでバラさないでよぉ……」
創ちゃんの姿が見えなくなって、パフェの続きを食べながら百合香に言う。
「だってさぁ、天音が無自覚すぎるから、ちょっと牽制しておこうかと思って」
「牽制って……?」
「って、まだ気づかんのかい!」
意味がわからず首を傾げると、百合香は半ば呆れたようにため息をついた。
愁さんは、事が終わるまでちゃんと恋人同士であることを望んでいるのではないだろうか?
頭の中でぐるぐる考えていると、創ちゃんがとんでもないことを言い出した。
「天音、おまえは騙されてるんだ! こんなイケメンがおまえを相手にするわけないだろ!?」
その言葉に、私はカチンと来て声を荒げた。
「ひどい、創ちゃん!」
そんなこと、自分が一番わかってる。
けれど、他人に言われると無性に腹が立つのは何故だろう?
その様子を見ていた百合香は、創ちゃんから私を庇うように横から腕を回してくる。
「ちょっと君ぃ……。さっきからなんなの? 天音をいじめたいの?」
「ああっ、そうじゃなくって……。もう……ごめん……」
創ちゃんは、バツが悪そうに肩を落とした。
「久々の再会なのに」
私は頬を膨らませて、わりと本気で怒る。
「ほんとごめん……。ああ、そうだ。お詫びと言ってはなんだけど」
創ちゃんは、カバンの中をごそごそ探り何かを取り出した。
「チケット?」
「今度、こっちで建築関係のイベントをやるんだよ。俺はそのガイド役。良かったら、二人で来てみて」
創ちゃんは、イベントのチラシとチケットを2枚差し出してきた。
百合香は、「ふーん」とさも興味なさそうにしながらもチラシを見ている。
その後、創ちゃんは腕時計をチラリと見て「取引先に行くから」とその場を去った。
「百合香、創ちゃんにまでバラさないでよぉ……」
創ちゃんの姿が見えなくなって、パフェの続きを食べながら百合香に言う。
「だってさぁ、天音が無自覚すぎるから、ちょっと牽制しておこうかと思って」
「牽制って……?」
「って、まだ気づかんのかい!」
意味がわからず首を傾げると、百合香は半ば呆れたようにため息をついた。