雪くんは、まだ足りない。
握られた手を引っ張られ、わたしは遊馬くんと一緒にテントを出る。
何何何何!?!?
パニックのわたしを連れてゴールに立っている先生のもとへ。
息が上がるわたしをよそに遊馬くんは先生に引いたくじの紙を渡した。
まだ誰もゴールしていない。
渡されたくじを先生がチェックしてする。
くじ、なんて書いてあるんだろ。
遊馬くんの背中から顔を出して先生の持つ紙をのぞき込む。
“大切な人
※異性のみ”
ぼっ……と体に火がついたように熱い。