雪くんは、まだ足りない。
教室に入るなり突然現れた人に抱き着かれ驚く。
ふわっと甘い匂いがしたことと近くに伽耶ちゃんが居たことで涼乃ちゃんだと気づいた。
「お、おお…おはよう…?」
「あははっ、何その挨拶!でも今日もかわいー!」
「ううっ…苦しいよ…」
ぎゅーっと抱き締めて左右に軽くわたしの体を揺さぶる。
昨日は巻いていた髪の毛をストレートにしている涼乃ちゃんはそれだけで印象が違って見える。
可愛いのは涼乃ちゃんの方だと思うんだけど…。
やっと離してくれた涼乃ちゃんは伽耶ちゃんとわたしの机の前を囲む。